初期点検をしましょう。

おはようございます。ADサイクル青木です。
今日は購入後の初期点検について書いていきます。

初期点検は1か月から3か月(乗る頻度、距離で変わってきます。)くらいで、やることをお勧めします。
当店でのご購入者様は基本無料で点検しているので、お近くの方はライドついでに、ぜひ点検にお越しください。(ただし、部品交換等の作業が必要場合は別途費用が発生いたします。)
特に問題がなければ15-20分ほどで終わります。
遠方の方は、ご近所の自転車屋さんに初期点検をお願いしてください。費用は店舗によって異なります。

自転車は多数の部品の組み合わせで出来ていて、そのほとんどがネジ止められています。
ネジは振動やたわみなどで、全部のネジが緩むわけではないですが、自転車のパーツ全体の馴染み具合でネジが緩んだりしてしまいます。それによって、がたつきや異音等が発生することがあります。
ワイヤー類は、伸びという現象が起こり、ブレーキや変速の動作に悪影響を及ぼします。

購入後1年の間に、初期点検を含め2-4回程度の点検をお勧めします。
いくらキッチリと組付け・調整をしていても、走行するたびに各部の緩みや調整にズレが生じてきます。
初めのうちは小さなズレですが、そのまま気付かずに放置し点検時期を過ぎて乗り続けると、小さなズレが、いずれ大きなものとなり体感出来る状態になります。
体感できるほどになってしまうと、どこかしらに損傷が生じている可能性があります。

部品交換や調整で対応できればまだよいですがですが、フレーム自体がだめになっていることもあるので、そう言った事態を未然に防ぐためにも定期点検を受けるようにしてください。
普段気付きもしない部分に不具合があっても、点検しなければ見つけることはできません。

『メーカー保証』がありますが、受けるためには保証条件の中に『定期点検を受けていること』という項目がメーカー問わず必ず含まれているので定期的に点検するように心がけてください。

初期点検内容は、簡単に書くとこんなところかな。
各部のねじの緩みや、がたつきがないかのチェック。
ブレーキと変速の調整。(ワイヤーの初期伸び)
チェーンの清掃と潤滑具合。
ホイールの振れが出ていないかのチェック。
空気圧のチェック。

なかなか自転車屋さんに行けないという方のために、ご自身で出来るチェック方法を紹介します。
まずは、異音がしないか、ブレーキの効き、変速の動作が悪くなっていないかを、日々乗っているときに気にかけてください。
次に、がたつきがないか調べるために、自転車を10cmほど持ち上げてもらって落とした時に、異音がしないかをチェックしてください。この時に異音がした場合は、どこかのネジが緩んでいるのでそこを締めれば、異音は解消されるはずです。

変速やブレーキの効きが悪くなっている場合は、初期の段階ならだいたいワイヤーが伸びているのでアジャスターで、簡易的に調整します。
通常アジャスターは、時計回りに動かせばワイヤーが緩み、反時計回りに回せばワイヤーを張ることができるので、反時計回りに具合がよくなるところまで回していただければ、うまくいくと思います。

チェーンの清掃と潤滑は、チェーンメンテナンス
『シティサイクル編』『ロードバイク編』を参考にしてください。

ホイールの振れに関しては、専用工具も必要でご自身では難しいと思うので、自転車屋さんに持ち込んでください。

他店でご購入された自転車も点検しているので、気軽にご来店ください。